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「遺伝子組換え食品」あなたはその危険性を表示で見極められる?

2017年6月21日

「遺伝子組換え」聞いたことはある!って方は多いと思います。

しかもあまり良いイメージではないと認識している方も多いのではないでしょうか?

私も、「良いものではない」という認識はあったものの、「なぜ悪いのか?まではあまり考えたことがありませんでした。

なので、スーパーで食料品の買い物をするときも、遺伝子組換え作物で有名な大豆やトウモロコシを使った食品を購入するときは表示を確認し、「遺伝子組換えでない」の文字を確認してはいました。

でも最近ほとんどの商品にの「遺伝子組換えでない」表示ってあるんですよね。

だから、それなりに気をつけていたはずの自分が、まさか遺伝子組換え食品を食べているなんて考えもしませんでした。

そんな落とし穴があったなんて・・・!

気をつけているつもりでも、実際には日本人ならほとんどの人が口にしているであろう「遺伝子組換え作物」。

  • そもそも遺伝子組換え作物とは?
  • 遺伝子組換え作物が悪いと言われる理由は?
  • なぜ私たちは遺伝子組換え作物を口にしてしまうのか?
  • 遺伝子組換え作物を排除する方法は?

などをまとめました!

遺伝子組換え作物とは?

遺伝子組換え作物とは、遺伝子組換え技術を使って遺伝的性質の改変が行われた作物のことです。

「遺伝子組み換え」は英語で“Genetic Modification”、略称「GM」と表記され、遺伝子組換えコーンのことを「GMコーン」、遺伝子組換え大豆のことを「GM大豆」と呼びます。

「遺伝子組換え作物」を総称して、英語では“Genetically Modified Orgasnisms”といい、略して「GMO」と呼ばれます。

遺伝子組換えには「除草剤耐性型」や「殺虫性型」という種類があります。

1.除草剤耐性型

作物の遺伝子組換えで一番多く行われているもの。

除草剤耐性に遺伝子組換えされた作物は、除草剤をかけても枯れないのが特徴です。

なので、除草剤をかけると他の雑草は全て枯れ、遺伝子組換え作物だけ残るので、除草の手間がはぶけるという目的で作られました。

一番有名なのが、アメリカのモンサント社。

自社の除草剤「ラウンドアップレディ」をたくさん販売するために、「ラウンドアップレディ」をかけても枯れない作物を遺伝子組換えによって作り出したとも言われています。

モンサント社はベトナム戦争で使用された枯葉剤を製造した会社です。

2.殺虫性型

次に主流なのが、害虫を殺す毒素を持っている殺虫性型。

殺虫性型の遺伝子組換え作物を食べると害虫が死ぬため、殺虫剤の散布を減らすことを目的としています。

品種を掛け合わせる「交配」との違いは?

日本でもよく、「◯◯トマトと△△トマトをかけ合わせてできた、新品種!甘くて美味しい☆☆トマト」なんて広告を目にしたり、聞いたりすることってありませんか?

もともとあった品種同士を交配(かけ合わせ)して、お互いの良い性質が出たものが新品種となるわけです。

交配は人の手を使って、もともとあった2つの品種を受粉させることです。

つまり、交配は自然界での受粉・受精が起こる可能性がある事を人工的にやっているということになります。

 

一方遺伝子組換えは、品種の向上に利用できそうな性質を持った遺伝子を別の生物のDNAの中に人工的に組み込むことです。

なので、交配と異なり自然界では受粉・受精する可能性のないもをかけ合わせることができてしまうのです。

例えば、ほうれん草遺伝子をブタに組み込むなんてこともできてしまいます。

出来上がった新しい品種が、自然界ではできることの無いものであることが、遺伝子組換えの特徴です。

 

遺伝子組換え作物が体に悪いと言われる理由は?

作物や動物の遺伝子を良い遺伝子に書き換える、遺伝子組換え。

最近ではビタミンAを強化した米(通称ゴールデンライス)や、花粉症緩和米なども開発されており、悪いことでは無いのでは?と思ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、原点から考えてみるとこんなに恐ろしいことが・・・。

1.農薬の使用量増加

先ほどもお話ししましたように、除草剤耐性型の遺伝子組換え作物は除草剤を散布しても枯れないという特性があります。

よって、手作業で除草可能なレベルでも除草剤を使用する頻度が上がり、結果として除草剤の使用量を増加させてしまいます。

2.安全性の根拠がない

最大の問題は、自然界ではあり得ない作物を作ってしまったということ。

安全性の根拠がないため、遺伝子組換え作物を食べ続けて健康でいられるという保証が無いのです。

3.未発達で不完全な技術

組み込む遺伝子自体に危険性がなくても、遺伝子組換え技術自体が不安定なものなので、危険なものが偶発的に生まれてしまう可能性があります。

遺伝子組み換えは人類がまだ制御しきれない、未発達で不完全な技術だといえるでしょう。

 

▼▼遺伝子組換え作物の危険性についてさらに詳しく解説されている動画がありますので、気になる方はご覧になってみてください。

 

遺伝子組換え作物を知らないうちに口にしてしまう理由は?

結論から言いますと、日本の遺伝子組換え表示のしくみにいくつかの抜け道があることで私たちは知らぬ間に遺伝子組換え作物を口にしてしまっているのです。

日本で認証され、流通している遺伝子組換え作物

日本で流通している遺伝子組換え作物は以下の8種類

  • トウモロコシ
  • 大豆
  • 菜種
  • じゃがいも
  • 綿実
  • てん菜
  • アルファルファ
  • パパイヤ

この8品目と、これらを主な原材料とする32種の加工食品(豆腐・納豆・みそ・きな粉・コーンスナック菓子・ポップコーンなど)に遺伝子組み換え表示義務があります。

しかし、この表示義務にはこんな抜け道が・・・。

1.組み換えDNA、およびそれによって生成したたんぱく質が残らないものには表示義務がない

植物油や醤油などは、組み換えた遺伝子やその遺伝子がつくり出したタンパク質が残らないため、タンパク質を検出して行う検査で検出ができません。

そういった食品には遺伝子組換え作物を使用した事実を表示する義務がありません。

この決まりにより、遺伝子組換え作物を使用したことを表示しなくて済んでしまっている食品はこんなにも・・・。

  • 遺伝子組換えのエサを食べて育った畜産品(肉・卵・牛乳・乳製品など)
  • 油類(サラダ油・植物油・マーガリン・ショートニング・マヨネーズ・ファットスプレッドなど)
  • 醤油
  • 甘味料類(コーンシロップ・果糖・ブドウ糖・液糖・みりん風調味料など)
  • コーンフレーク
  • 醸造酢
  • デキストリン

こちらはその一部です。

こちらにあげたものを全て口にしたことが無い方なんていませんよね。

2.原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、含まれる量が5%未満であれば表示義務が無い

主な原材料(原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、しかも原材料に占める重量の割合が5%以上)にしか表示義務がありません。

この決まりによって、少量ならば遺伝子組換え作物を使っている事実を表示する義務が無くなります。

先ほど紹介した表示義務のある8品目でも、含有量が5%未満であれば表示義務が無くなり、
さらに、私たちが良く目にする「遺伝子組換えでない」の表示ができてしまうわけです。

原材料の重量に占める割合が上位4番目以下であれば、遺伝子組換え作物を使っても表示義務がなく、「遺伝子組換えでない」の表示があっても、遺伝子組換え作物の混入もあり得るということなのです。

 

遺伝子組換え作物を排除する方法は?

こういった表示制度の日本では、遺伝子組換え作物を完全に排除するのはとても難しいことです。

しかし、ほんの少しの注意と知識があれば、摂取量を大幅に減らすことは可能です。

遺伝子組換え作物をなるべくとらないようにするために気をつけたいポイントを紹介していきます。

1.原材料欄をチェックするクセをつけ、原料が国産と明記してあるものを選ぶようにする

日本では遺伝子組換え作物の栽培が禁止されているわけではありませんが、商業目的での栽培は行われていません。(企業や大学で実験的な栽培はされています)

なので国産の農産物は遺伝子組換えではないと考えて、安心して食べることができます。

2.避けた方が良い油

表示義務がないので表示はされていませんが、ほとんどが遺伝子組換え作物が原料となっている下記の油はなるべく避けるようにしましょう。

ただし、先ほどお伝えしたように、原料が国産のものであれば大丈夫です。

  • コーン油
  • 大豆油
  • 菜種油(キャノーラ油)
  • 綿実油
  • サラダ油(↑これらの油の混合です)

一般的にスーパーで購入できるほとんどの油が当てはまってしまいますよね・・・。

代わりに、遺伝子組換えを避けるという観点で、安心して使用できる油はこちらです!

  • 国産原料100% なたね油
  • ごま油
  • オリーブオイル
  • ひまわり油
  • 紅花油
  • グレープシードオイル
  • えごま油
  • 亜麻仁油  など

ごま油以下は、原材料にまだ遺伝子組換え品種ないことから、遺伝子組換えを排除する観点で、現時点では安全と考えられます。

しかし、これらの海外製のものが多いため、遺伝子組換えではなくとも製造工程などで問題が生じている可能性もあります。

なので、一番おすすめなのは、国産原料100%のなたね油と言えるでしょう。

3.畜産品はなるべく控え、食べる時は飼料が明確な物を選ぶよう心がける

遺伝子組換えのエサを食べて育った畜産品(肉・卵・牛乳・乳製品など)にはその旨の表示義務がないため、家畜の飼料にはもっとも多く遺伝子組換え作物が使用されています。

日本に輸入されるトウモロコシの約8%が飼料用に使われています。

なので、遺伝子組み換え作物の輸入を減らすためには、肉・卵・乳製品等の畜産物を食べる量を減らすのが、もっとも有効な対策です。

そういった理由で飼料を気にされる方に注目されている牛肉があります。

それは、牛本来の主食である牧草のみを食べて育った「牧草牛(グラスフェッドビーフ)。

ニュージーランド産や、少ないですが国産の牧草牛も購入ができるので、特に気にされている方にはおすすめです!

4.外食はなるべく避け自炊するようにする

外食産業では、多くの店で油や肉、調味料などに遺伝子組換え原料のものが使われています。

お弁当や加工食品も同じです。

なるべく安全な食材を1から家庭で料理するようにすることが大切です!

5.安全なお店から食材を買うようにする

これは私も実体験で良く感じる部分です。

徹底的にとまではできませんが、ある程度食材に気を使っている私。

スーパーに並んでいる商品で一番わかりやすいのが、先ほど遺伝子組換え作物を使用しても表示義務がないと紹介した「みりん風調味料」。

味も苦手なこともあり、いつも「本みりん」を買うようにしているのですが、スーパーに陳列されている商品は圧倒的に「みりん風調味料」の方が多い!

ひどいスーパーではみりん風調味料のみしか扱っていない場合もあります。

野菜やお肉などにしても、農薬の散布履歴が明確に記載されているわけもなく、不安を感じます。

手軽に購入できるスーパーでは、安全な”食”には限界を感じます。

現在安全な食材を調達するには、生協や自然食品店などの食材宅配の利用がおすすめです!

 

安心・安全 生産履歴が明瞭な食材宅配の「らでぃっしゅぼーや」

様々な食材宅配を試してみた我が家も愛用している「らでぃっしゅぼーや」は、NTTグループが運営する食材宅配の会社です。

有機野菜、無農薬野菜が購入可能で、なるべく農薬を使用しない生産方法で契約農家さんが作られた野菜は、野菜本来の味が濃くとても美味しいです。

病気や害虫の発生により、やむをえず農薬を使用した場合には、どんな農薬が何回使用されたかを明確に表示しています。

畜産品もできる限り「非遺伝子組換え」の飼料が使用され、家畜の生理に適した環境で飼育されたもののみが使われています。

加工食品も国産原料を優先使用し、食品添加物はできる限り使用しないで作られています。

そんな「らでぃっしゅぼーや」が気になる!という方には、まずは「お試しセット」がおすすめです。

我が家でらでぃっしゅぼーやのお試しセットを購入した際の、セット内容や食べてみた感想をこちらの記事でまとめていますので、ご覧になってみてくだい!

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まとめ

諸外国では問題視されている「遺伝子組換え作物」。

日本ではまだまだ関心度が低く、この先の食の安全に大きな不安を抱くばかりです。

遺伝子を組み換える・・・。

自然からかけ離れた食べものが増えていってしまった未来はどのようなものなのでしょうか?

値段の安さにつられて、選ぶ知識のない人々が増えてしまうことは「遺伝子組換え作物」の流通をさらに増やしてしまうことに繋がります。

安全な生産方法で作られた食材を見極める知識をつけ、そういった食材を購入する人が増えることで、その流れを変えて行くことができればなと感じます。

 

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